今回はFile(ファイル)について。
Fileはアプリケーションを扱う上で特に重要なポイント。
ぜひともマスターしたいところ。
Fileの操作とは
アプリケーションを作るにはファイルを作成・削除したり、読み取りや更新をすることが必要。
そのうえで必要なのがFileクラス。
FileクラスはJavaですでに存在しているクラスで、「import」というキーワードを使用して導入することができる。
FileクラスにはFileクラスで使用することができる様々な便利なメソッドがある。
メソッドを使用することでFileを読み取ったり作成したりと様々なアクションを起こすことができる。
Fileクラスの構文
Fileを操作するにはFileクラスを導入する。
Fileクラスの構文は以下。
「ファイルのオブジェクト名」は自分で自由につけられる。
「ファイル名を指定」の部分には、実際のファイルを指定する。
例)C:UsersownerDocuments百人一首
file.text など
これは実際に私のパソコンに入っている「百人一首」のファイル。
Cドライブの中に入って「User」⇒「owner」⇒「Documents」⇒「百人一首」とたどり着くことができる。
もしくはファイル名と拡張子で指定。
ただしこちらの場合はEclipseのファイル内に該当するファイルがないと「false」となる。
Fileクラスで使用できるメソッド
Fileクラスを導入することでFileクラスのメソッドを使用することができるようになる。
FileクラスのメソッドはFileを操作するうえでは重要。
それぞれのメソッドにはBoolean型かString型、long型などがあり、メソッドによって異なる。
簡単にまとめると以下のような感じ。
String型は文字列。
long型は整数。
変数の型の種類については以下参照。
変数の型の種類について今更まとめてみた Javaプログラミング初心者の記録vol.25
以下がFileクラスの主なメソッド。
<Boolean型>
exists()・・・Boolean型。ファイルが存在しているかいないかを調べる。
delete()・・・Boolean型。ファイルを消す。
ファイルが正常に削除されればtrue、失敗するとfalseが表示。
canRead() ・・・Boolean型。ファイルが読み取れるかどうかを調べる。
canWrite()・・・Boolean型。ファイルが書き込み可能かどうかを調べる。
createNewFile()・・・Boolean型。ファイルを作成する。
ファイルが正常に作成されればtrue、既に同じファイルがある際はfalseが表示。
<String型>
getName()・・・String型。ファイル名を取得する。
getAbsolutePath()・・・String型。ファイルの格納場所を取得。
<long型>
length()・・・long型。ファイルのサイズをバイトという単位で表示する。
最後に
次の記事で実際にメソッドを使用してどのような表示になるか確かめることにする。
「delete()」を使用してしまうとファイルが消えてしまうから、ファイルは削除してもいいものを用意することにする。
足りないところがあれば後程追加修正。
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