今回はFileクラス(API)にあるメソッドの一つ、getName()について。
Fileクラスについては以下参照。
【Javaプログラミング】Fileの操作 ファイルクラスの使い方は?-プロショvol.80
getName()とは?
Fileクラスが持っているメソッドの一つ。
メソッドを使用することでファイル名を取得することができる。
ファイルを作成するメソッド「createNewFile()」と一緒に使用することで、作成したいファイル名と取得したファイル名が同じなら正常にファイルが作成されたと確認できる。
createNewFile()については以下参照。
【Javaプログラミング】FileクラスとcreateNewFile()メソッドを使ってみる-プロショvol.82
getName()の構文
getNameを使用する際の構文は以下。
今までのFileクラスのメソッドと同様に、メソッドを使用するにはJavaにもとから用意されている「java.ioパッケージの中にあるFileクラス」を導入する。
getName()はファイル名を取得するのみ。
画面に表示させたかったら「System.out.println()」などのような画面表示のコードを使用する。
他のFileクラスのメソッドと一緒に使用することが多いみたい。
getName()を使用したコード
以下がgetName()を使用したコード。
一緒にファイルを作成するcreateNewFile()メソッドも使用してみた。
createNewFile()メソッドを使用するには例外処理も行う必要があることに注意。
例外処理については以下参照。
【Javaプログラミング】Exception 例外処理とは?try…catchの使い方についても-プロショvol.66
「柿本人麻呂.txt」というファイルを作成してファイル名を取得してみる。
import java.io.IOException; public class getNameUse { public static void main(String[] args) {
File gn = new File(“柿本人麻呂.txt”);
try {
if(gn.createNewFile()) {
System.out.println(“ファイル作成成功。ファイル名は” + gn.getName());
}
else {
System.out.println(“既に存在しているファイル”);
}
}catch(IOException e) {
System.out.println(“何らかのエラー発生”);
}
}
}
以上を実行すると以下の結果が得られる。
ファイルを作成する際は何らかの例外が起こる可能性がある。
そのための例外処理を行うことが必要。
例外はIOException。
「柿本人麻呂.txt」ファイルを作成して、きちんとそのファイル名をgetName()メソッドで取得できた。
既にファイルが存在している場合はファイルが作成されないからelseの{}内が処理される。
try-catchで例外の発生を確認。
ファイルが作成される際に何らかの例外が起きた場合にはcatchの{}が処理される。
最後に
ファイル名を取得するにはgetName()メソッドを使用する。
ファイルを作成したときに、作成したいファイルが本当に作成されたかどうかを確認するのに使用すると確実にファイルの存在を確認できる。
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