前回はファイルが存在しているかどうかを調べるexists()メソッドについて見た。
今回はファイルを作るメソッド「createNewFile()」について。
createNewFile()とは?
createNewFile()とはファイルを作成するものでFileクラスで使用できるメソッド。
Boolean型。
ファイルが正常に作成されればtrue、既に同じファイルがある際はfalseが表示される。
createNewFile()の構文
FileクラスはすでにJavaにもとから用意されているから前回同様「import java.io.File;」を導入する。
ファイルを作成する場合、作成失敗時などに何らかの例外を起こす可能性があるため「例外処理」が必要になる。
その際は「IOException」という例外が発生するためその対処を一緒に行う必要がある。
例外処理も「java.io.IOException」を導入しないといけない。
import java.io.IOException;
try {
File Fileクラスのオブジェクト名 = new File(“ファイル名を指定”);
System.out.println(Fileクラスのオブジェクト名.createNewFile());
}
catch(IOException e) {
}
「ファイル名を指定」のところにはファイル名と拡張子を記入。
拡張子なくても大丈夫だったけど結果がうまく表示されない時がある。
拡張子まできちんと書こう。
ファイルを作成する際は作成失敗の時も考慮して例外処理も一緒にしないといけないから、上記のコードでワンセット。
createNewFile()を使用したコード
以下が実際にcreateNewFile()を使用して作ったコード。
import java.io.IOException; public class FileExists { public static void main(String[] args) { try {File create = new File(“持統天皇.txt”);
System.out.println(create.createNewFile());
}
catch(IOException e) {
}
}
}
ファイルを作成する際は指定するファイル名には「ファイル名」だけの記述でもOK。
画面には「true」が表示されたからファイルが正常に作成されたということ。
既に存在しているファイルを作成しようとすると「false」が表示される。
「true」が表示された状態でもう一度プログラムを実行すると「false」が表示される。
最後に
今回は実際にJavaのプログラムからファイルを作成してみた。
ファイルを作成するには例外処理も一緒に行わないといけないということに注意。
次回は、作成したファイルがどこに作成されたのかを確認するメソッドについて見ていく。
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