length()については以前にFileクラスで扱った。
このlength()はファイルクラス以外でも、文字列の長さを調べたいときに使用できる。
今回はlength()についての使い方を中心にまとめた。
length()とは?
文字列の長さを調べることができる。
文字列が変数に格納されている場合でも、格納されている文字列の長さを読み取ってくれる。
例)「int a = hello;」⇒aという変数に格納されている「hello」の文字数を調べる。
文字列の長さを調べるということは、何文字かは数字で返ってくるということになる。
使い方によっては注意しなければならない。
length()の使い方
基本的にはString型の変数の後ろに「ドット(.)」を付けて「length()」と続ければよい。
このまま使用する分には問題ないが、もしも一度ほかの変数に格納する場合は注意が必要。
先にも述べたように文字列の長さは数字で表される。
そのため、変数にlength()で取得した文字の長さを格納したいときはintを使用する。
intとStringが一緒に使用されているように見えるが、length()は文字列の長さを調べるためということで混乱しないように注意。
length()を使用したコード
取得した文字数の長さを変数に格納せずに使用する場合
以下のようなコードが書ける。
public class length {
public static void main(String[] args) {
String a = “Hello world!”;
System.out.println(“変数aに格納された文字の長さ:”+a.length());
}
}
以上を実行すると以下の結果が得られる。
まず、文字列の変数の型「String」と文字列を格納する変数「a」を用意。
変数の型については以下参照。
変数の型の種類について今更まとめてみた Javaプログラミング初心者の記録vol.25
そして「a」の中に「Hello world!」を格納した。
「a.length()」と書くことで、変数aに格納された文字列の長さを取得する。
「Hello world!」は「Hello」と「world!」の間のスペース(空白)と記号「!」を入れて全部で12文字。
だから12が表示されたということ。
取得した文字数の長さを変数に格納する場合
もう一つの使用方法について、以下のコード例を参照。
public class length {
public static void main(String[] args) {
String a = “Hello world!”;
int b = a.length();
System.out.println(“変数aに格納された文字の長さ:”+b);
}
}
以上を実行すると以下の結果が得られる。
「a.length()」は変数aに格納された「Hello world!」の文字数を取得する。
即ち、取得するデータは数字(文字数)ということが分かる。
よって、取得したデータは整数であるため、変数に格納する場合は「int」を使用することになる。
System.out.println()で使用する場合は「b」と書くだけで文字数が表示される。
以上2つの違いを混乱しないように使い分ける。
最後に
length()は文字数の長さを調べるのによく使用される。
使い方によっては少し注意すべきところもある。
使い方はとっても簡単で、調べたい文字数を格納している変数の後ろに「.length()」を続けるだけ。
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