今回はASCIIと呼ばれるものについて。
ASCIIとはどんなものか、またどういう風に使用するのかについて見ていく。
ASCIIとは?
ASCIIとは英語の文字や記号を数字で表すためのコードのこと。
アルファベットの文字や記号には一文字ずつそれぞれ数字が割り当てられており、大文字と小文字でもそれぞれ数字が違う。
ASCIIを調べるためにはcharという変数の型を使用。
変数の型については以下参照。
変数の型の種類について今更まとめてみた Javaプログラミング初心者の記録vol.25
charは一文字だけ文字を格納できる変数の型。
ASCIIはcharが関連している。
ASCIIコードを探す方法
ASCIIコードを探す方法は2つある。
- int変数に文字を割り当てる
- キャストして文字値をintとして型指定する方法
キャストについては以下で少し触れている。
Javaプログラミング初心者の記録vol.8 数字の演算-割り算編
簡単に言うと、本来は小数点で表示されるはずのものを整数で表示させたりすることができるものがキャスト。
int変数に文字を割り当てる方法
一つ目の方法について見ていく。
以下のコードを作成してみた。
public class charCode {
public static void main(String[] args) {
char ch = ‘A‘;
int code = ch;
System.out.println(code);
}
}
charは文字を表す変数の型。
- 「A」という文字1字を変数「ch」に格納。
- 次にintという整数を表す変数の型を使用。
- 変数「code」は整数を表すもの。
「code」と「ch」をイコールで結ぶとアルファベットAが数字で表される。 - 画面表示させるとアルファベットAのコード「65」が表示された。
ちなみに
もしも「int code = ch;」なしで、「System.out.println(ch);」としていたとする。
その場合、「ch」という変数に格納された文字「A」が表示される。
ASCIIを表示させたかったら、「intの変数(今回はcode)」に文字を割り当てる。
キャストして文字値をintとして型指定する方法
文字が格納されている「ch」をキャストするという方法もある。
public class charCode {
public static void main(String[] args) {
char ch = ‘A’;
int code2 = (int)ch;
System.out.println(code2);
}
}
chは文字「A」を格納しているが、intを付けることでASCIIコードで表すことができる。
文字を格納するchをキャスト化することで、chは整数を格納していることになる。
実行すると、「65」が表示される。
最後に
今回は2つの方法でASCIIコードを調べる方法についてみたが、方法が異なるだけで得られる結果は同じ。
色々なアルファベットや記号を入れて、それぞれのASCIIコードを調べてみるのも面白い。
暗号みたい。
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