はじめに
文字列に使えるUpperCase・LowerCaseとsubstringについてそれぞれ見てきた。
今回はこれらを一緒に使ってみる。
UpperCase・LowerCaseについてはこちらから⇒Stringメソッドを使う-toUpperCase / toLowerCase Javaプログラミング初心者の記録vol.28
substringについてはこちらからどうぞ⇒Stringメソッドを使う-substring Javaプログラミング初心者の記録vol.29
UpperCase とsubstringを一緒に使ってみる
UpperCaseは小文字を大文字に変換するという役割を持つコード。
そしてsubstringは「~文字目から表示」というように、文字の途中から表示させることができるもの。
これらは組み合わせて使うことができる。
※パッケージ、クラス、メインメソッドのコードは省略
String A=”Hello World”;
System.out.println(A.toUpperCase().substring(5));
これを実行すると「 WORLD」が表示される。
流れは次のような感じ。
文字列は「Hello World!」と宣言し、それを変数Aに代入する(String A=”Hello World”;)
↓
文字を出力(System.out.println();)
↓
文字列の変数Aを大文字で表示させたい(A.toUpperCase())
↓
さらに、箱の番号「5」から表示させたい(.substring(5))
箱の番号とは、配列やsubstringでも見てきたもの。
箱をイメージするとわかる。
□□□□□□□□□□□
H e l l o W o r l d
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
箱には0から番号がつけられている。
substring(5)は5番のところから表示させるという意味で、かつ大文字で表示させるから「 WORLD!」となる。
5番にはスペース(空白)が入っているから、空白1文字分が先頭に表示されている。

ここがわかったらLowerCaseはとっても簡単。
LowerCaseとsubstringを一緒に使ってみる
UpperCaseと使い方は一緒。
大文字になるか小文字になるかの違いだけ。
※パッケージ、クラス、メインメソッドのコードは省略
String A=”Hello World”;
System.out.println(A.toLowerCase().substring(4));
これを実行すると「o world」が表示される。
流れは次のような感じ。
文字列は「Hello World!」と宣言し、それを変数Aに代入する(String A=”Hello World”;)
↓
文字を出力(System.out.println();)
↓
文字列の変数Aを小文字で表示させたい(A.toLowerCase())
↓
さらに、箱の番号「4」から表示させたい(.substring(4))
□□□□□□□□□□□
H e l l o W o r l d
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
substring(4)は4番のところから表示させるという意味で、かつ小文字で表示させるから「o world」となる。
substringで範囲も指定してみた
上はsubstring内の数字は1つしか使っていないが、2つ使って範囲指定してみた。
ここではUpperCaseを使っている。
String A=”Hello World”;
System.out.println(A.toUpperCase().substring(3,8));
この場合は以下のようになる。
□□□□□□□□□□□
H e l l o W o r l d
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
つまり、表示されるのは「lo Wo」の部分だけで、なおかつ大文字で表示される。
実行すると「LO WO」が表示される。
(3,8)というのは、「3から8未満の範囲」ということ。
8未満というのは「8」は含まれないため、3から7の範囲の「LO WO」が表示されることになる。
まとめ
一つ一つ習得してきたことも、ほかのコードと組み合わせることで、いろいろな表現ができる。
ちゃんと理解すればするほど、プログラミングって面白いなと感じる。
私は簡単なものしか今は手を付けてないけど、だんだん複雑なこともやっていきたい。
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