英語やローマ字で入力した文字列を、全て大文字で表したり、その反対ですべて小文字で表さないといけない場合、また一から入力しなおすのは非効率的。
そんな時に、一気に大文字や小文字に変換できる方法がある。
それが「toUpperCase 」や「 toLowerCase」を使うというもの。
大文字や小文字に変換ということで、もちろん文字列にしか使えない。
文字列を大文字や小文字に変換
一気に大文字や小文字に変換するには、「toUpperCase」や「toLowerCase」を使うことで解決する。
toUpperCase
「toUpperCase」は、文字列をすべて大文字に変換することができるもの。
使い方としては以下のような感じ。※パッケージ、クラス、メインメソッドは省略
String A=”Hello World!”;
System.out.println(A);
System.out.println(A.toUpperCase());
これを実行すると・・・
Hello World!
HELLO WORLD!
1つ目のSystem.out.println(A);はこれまで見てきた、文字を表示させる方法と一緒。
忘れちゃったらこちらを参照⇒Java プログラミング初心者の記録vol.4 Hello world!の表示
今回注目するのは2つのSystem.out.println()内の「A.toUpperCase()」。
使い方としては、まず「String A=”Hello World!”;」と宣言しているから文字列の変数Aには「Hello World!」という文字列が入っている。
だから、表示させたい文字列の変数「A」をまず記入。
そして「.(ドット)」を書いて「toUpperCase()」を続ける。
これを全部続けて書くと、「System.out.println(A.toUpperCase());」となる。
「A」が変数で、「.(ドット)」の後に、すべての文字を大文字で表示させるコードの「toUpperCase()」が続く。
これで「Hello World!」はすべて大文字で表示されるようになり、「HELLO WORLD!」となる。
toLowerCase
上が理解できればこちらは簡単。
この「toLowerCase」は文字をすべて小文字で表示させるためのコード。
上で見た「Upper」の部分を「Lower」にすれば完成。
String A=”Hello World!”;
System.out.println(A.toLowerCase());
これを実行すると・・・
hello world!
「Hello World!」がすべて小文字に変換されて、「hello world!」と表示される。
ちょっと注意?
あくまでもUpperCaseとLowerCaseは「Stringの全ての文字列を変換」するから、文字の途中から大文字だけにしたり小文字だけにすることはできないみたい。
()の中に数字入れて試したけれどエラーになった。
今回の場合、「String A=”Hello World!”;」とあるから、「Hello World!」の文字列が大文字または小文字に全部変換されるってこと。
Helloのoから大文字表記させて「HellO WORLD!」とかはできないみたいー。
まとめ
今回は文字列を全て大文字、もしくは小文字に変換する方法について見てきた。
大文字にする場合でも、小文字にする場合でも、変換したい変数の後ろに「toUpperCase」や「toLowerCase」を続ければよい。
「.(ドット)」を間に入れるのを忘れずに!
今回は簡単ー。
次も文字列に関連したコードを見ていくつもり。
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