今回はnextLine()について。
next()と同様にスキャナーで使用されるメソッド。
スキャナーについては以下参照。
スキャナー(Scanner)とは?取り込み方についても Vol.35-プロショ
nextLine()とは?
nextLine()は入力された1行分の文字列を取得するメソッド。
next()と異なる点は、間にスペース(空白)が入っていても表示されるということ。
エンターキーが押されると1行分の文字列が確定され、次のコードの処理に移る。
使用方法
next()と同様に取得したい文字列を含む変数の後に続ける。
ドット(.)を忘れないように注意。
nextLine()を使用したコード例
以下にnextLine()を使用したものを作成。
import java.util.Scanner;
public class nextUse {
public static void main(String[] args) {
Scanner s = new Scanner(System.in);
System.out.println(“文字を入力”);
String a =s.nextLine();
System.out.println(a);
}
}
こんにちは おはよう おやすみ さようなら
こんにちは おはよう おやすみ さようなら
青い部分がユーザーが入力する部分。
今回はスペースを含めて「こんにちは おはよう おやすみ さようなら」と入力してみた。
すると入力したスペースもそのままに表示された。
1行分の入力を取得したことが分かる。
もしも「String a =s.nextLine();」の次の行に「String b=s.nextLine();」や「String c=s.next()」を続けると、結果が表示される前に引き続きユーザーが文字を入力することができる。
import java.util.Scanner;
public class nextUse {
public static void main(String[] args) {
Scanner s = new Scanner(System.in);
System.out.println(“文字を入力”);
String a =s.nextLine();
String b =s.next();
System.out.println(a);
System.out.println(b);
}
}
こんにちは おはよう こんばんは
さようなら
最後に
nextLine()はnext()と異なり、スペースが入力されても改行されない限り文字列を取得してくれるメソッド。
nextLine()とnext()を必要に応じて使い分ける。
混同しないように注意。
コメント