実は前回のvol.40の記事で、自分で作ったメソッドを使う方法について扱った。
その際の簡単な流れは以下。
まず新しいクラスを作る(メインメソッド無し)
↓
作ったクラスの中にメソッドを作る
↓
別のファイル、またはその下(上でもOK)にメインクラスを作る
※メインメソッドあり
↓
「クラス名+ドット(.)+メソッド名+()+;」を書く
↓
実行
↓
作ったメソッド内のプログラムの実行結果が画面に表示される
前回作ったメソッドでは「static」を使った。
staticはオブジェクトを作らずに別のクラスから呼び出すことができるもの。
呼び出す際に、「Student Saki = new Student();」などとオブジェクトを作らなくていい。
オブジェクトを作ってメソッドを呼び出す方法
もちろん、オブジェクトを作ってメソッドを呼び出すことも可能。
オブジェクトの作り方については以下の記事を参照。
自作したクラスに状態を表すデータを作る-オブジェクトの作成方法 by Javaプログラミング初心者 Vol.37
こちらのプログラムを作って試してみた。
まずAというクラス名を作り、「Yes!」と表示させるメソッドを作った。
このメソッド名は「Hand」(適当です)と名付けた。
public class A {
public static void Hand() {
System.out.println(“Yes!“);
}
}
次にメインメソッドを含んだクラスを作成し、オブジェクトを作ってAクラスのHandメソッドを呼び出す。
public class Masaka {
public static void main(String[] args) {
A active = new A();
A B = new A();
active.Hand();
B.Hand();
}
}
付けた名前は全部適当。
オレンジ部分がオブジェクト。
2つ作った。
Aというクラスから「active」という名前のオブジェクトを作成。
2つ目は、Aというクラスから「B」という名前のオブジェクトを作成。
緑の部分がオブジェクトを作ってメソッドを呼び出したもの。
Aクラスの要素を含んだ「active」というオブジェクトの「Handメソッド」を呼び出し。
実行すると「Yes!」と表示。
Aクラスの要素を含んだ「B」というオブジェクトの「Handメソッド」を呼び出し。
実行すると「Yes!」と表示。
ということで、実行すると
Yes!
Yes!
と表示される。
このように、オブジェクトを使用しても呼び出すことは可能。
staticがあってもオブジェクトは作れたし、メソッドも呼び出せた。
注意点
注意すべきところは、オブジェクトを作ったら、「オブジェクト名 + .(ドット)+ メソッド名」とすること。
staticがあって、オブジェクトを作らずに直接呼び出すときには「クラス名 + .(ドット) + メソッド名」となる。
最後に
呼び出す方法も1通りではないから、ちょっと混乱しそうになる。
staticを使って直接呼び出すのと、オブジェクトを作って呼びだす方法は、どこかで違いがあるはずだから、学習してまとめよう・・・。
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