これまで足し算と引き算のプログラミングをしてきた。
足し算については以下の記事参照
Javaプログラミング初心者の記録vol.5 数字の足し算int
引き算については以下の記事参照
Javaプログラミング初心者の記録vol.6 数字の演算-引き算編
お次は掛け算。
それではレッツゴー!
掛け算のプログラム
下の図に注目。
前回の引き算はBの部分だった。
今回する引き算は「C」の部分。
「int C=x*y」に注目。
「x」には「5」、「y」には「10」が入っている(int x=5、int y=10だから)。
プログラミングで掛け算をする際は「*(アスタリスク)」の記号を使用する。
「int C=x*y」は「5掛ける10が整数Cの値」という意味で、実際に計算すると「50」となる。
だが「int C=x*y」というコードだけでは実行しても画面には表示されない。
画面に表示されるようにするには別のコードを入力する必要がある。
それがお馴染み「System.out.println();」。
ここでは結果の数字だけではなく、Cがなんの数字なのかということを分かりやすくするために「C=50」というように表示させたい。
文字を表示させるには「System.out.println();」のカッコの中にプログラムを入力する必要がある。
まず、「C=」を表示させるように入力していく。
表示させたい文字列は「C=」だから、この文字を「””」で囲む。→”C=”
更に別の情報を足したいとき(文字列と文字列を組み合わせたり文字列と数字を組み合わせたりするとき)は足し算をするときにも使用した「+」を使う。
この「+」は繋げる役割がある。
最後に「Cの結果」を表示させたいから「+」の後に「C」と入力。
int x=5; ※各行の終わりには「;(セミコロン)」を忘れずに
int y=10;
int C=x*y;
このように宣言されているので、「C」には「x*y(5×10)」の結果(50)が入っている。
これまでのことを合わせると以下のようになる。
System.out.println(“C=” + C);
これを実行すると「C=50」と表示される。
注意するポイント
System.out.println(“C=” + C);は必ず「int C=x*y」の下に書くこと。
前回でも言ったようにプログラムは上から処理されていく。
参照:Javaプログラミング初心者の記録vol.6 数字の演算-引き算編ー計算式を入力する時の注意点
先にSystem.out.println(“C=” + C);がきてもその前にCの結果を出しておかないとその結果が表示されない。
ダメな例
int x=5;
int y=10;
System.out.println(“C=” + C);
int C=x*y;
System.out.println(“C=” + C);より前に来ないと、この時点で「x*y」は計算されたことにならないからCの結果が画面にでない。
いきなりCが出てきたことになっちゃってる。
コンピュータもびっくりだよ。
このプログラム通りだと、「System.out.println(“C=” + C);」の後に「int C=x*y;」が計算されていることになる。
よってエラー。
「”C=”」は「””(ダブルクォーテーション)」で囲まれているから文字列として処理される。
文字列は必ず「””」で囲まれなければならないが、「int x=5」「int y=10」「int C=x*y」のように数字が決められていればその変数(今回で言えばxやy、Cのことを指す)を入力するだけで数字に変換される。
int C=x+yの結果が50なのでSystem.out.printlnの()内に「C」と入力するだけ(””は入力しない)で画面には「50」と変換される。
System.out.println(“C=” + C);の前に「int C=x*y;」と入力していなければ、画面に表示すべき「C」の値がないことになってしまう(プログラムは上から順番に処理されるため、基本的に上の行のプログラムは下の行のプログラムを参照しない)。
上のダメな例でも分かるように、System.out.println(“C=” + C);の前に参照できる「C」の結果がないから結果的に「C」が文字列でもなく変数でもないということでプログラムを実行してもエラーが出てしまう。
「int」のような「変数の型」と呼ばれるものを使用していればこの「x」「y」「C」は変数として認識される。
変数は容器のような役割を持つ。
掛け算で数字を変えて色々計算してみた
「x」が6、「y」が「15」の場合
下に「C=90」と表示されている。
整数のintではなく小数点を表す「double」で同じ数字で実行してみた
「double」は小数点で表されるので、結果も小数点で表されるから「C=x*y」もdoubleを使用。
今回は「C=90.0」
小数点同士を掛けて実行してみた
「x=3.5」と「y=13.9」を掛けてみる。
結果は「C=48.65」と表示される。
一つを「int」もう一つを「double」で実行(答えはdouble:小数点)
yだけが「int」でも答えを「double」で表示するように設定しているから、整数と小数点の計算も可能。
答えは小数点で表示される。
今回は「C=55.0」
上と同じ条件で答えを「int」で表示されるように設定して実行
片方をdoubleを使って「double x=5」と変数を宣言したら、答えも「double」を使わないとエラーが出ることがわかった(小数点と整数の掛け算の答えは小数点だから)。
※この小数値を表す「double」の重要さは割り算のところでよく分かる。
以上のことから、変数で「double」を使用した時点で、結果を表すときも「double」を使わないといけないことが分かった。
使わないとエラーになっちゃうし。
「int」よりも「double」がVIP扱いみたいになってるわー。
まとめ
足し算引き算としてきたから、そんなに難しくは感じなかったかなと思った。
とにかくプログラミングはコードを入力する順番と、使用する文字やコードの種類に気を付けないと簡単にエラーが出ちゃうから注意すべきはそこかな?
ではお次は割り算だー。
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